京 劇 辞 典 


伝統古典京劇の約束事
動作門を開けたり閉めたりする動作は、門の開閉を意味する
門が有ると仮定して右足を挙げる動作は敷居を跨ぐ形
腰を屈め裾をとって移動する動作は、階段を上下したり、舟に乗る様を表す
舞台上をグルグル周回するのは、長い道のりを歩くこと
道具椅子とテーブルが有れば室内
テーブルの上に酒瓶、杯があれば宴会場
ムチ(馬鞭)を持ったら乗馬を意味する。
払子を持つ者は宗教関係者や神秘的な力を持つ者
水旗(波の模樣が描いてある)が出たら水中
車旗(車輪の絵が描いてある)が出たら乗車
「令」と書いた旗を持って出れば伝令・・日本の「御注進!」
茶色の長い鉢巻きをした人物は病人
矛などを受けて倒れ動かなくなったときは、その武器が大変重く強力である。
衣裳背中に三角の旗を4本挿して登場したのは、背後に大軍を率いている。
白い長い袖を相手に向かって投げつける動作は、責めたり非難の形
頭に2m弱の長い毛を立てて出てきたら異民族や賊の親分
冠など被り物を附けず、束ねた長髪カツラは流刑者など不幸に逢っている人物
肩から胸に紐を回して衣裳を締めるのは軽い武装
帶を前に長く垂れ、時々足で蹴り上げるのは剣客
赤い布を被る・・死んだことを表す。又は赤い衣裳の女性なら花嫁

単語
科班旧い時代の京劇俳優養成所
 修行に7年程度かかり、七年大獄と云われたほど過酷な訓練をした
程式「型」「ポジション」に相当する
唱念做打
チャンニエンツオター
唱・・唄 念・・セリフ 做・・マイム 打・・立ち回り
京劇の四大技法
臉譜「くまどり」 中国伝統古典演劇特有のメイキャップ
亮相見得をきること

血性男子=正義漢で激しい性格  三国志の関羽は、顔を真っ赤に塗る
心に謀を抱く者は血色を表さない・・の意 陰険・策士・奸物
神性  神・仏
忠義  紅に次いで尊い
日本海を文化が渡ってきたとき、逆さまになってしまった事があるようだ

歌舞伎では「赤っ面」といえば悪人、優男は白塗りと決まっている。
中国では、現代劇でも良い人は「健康色」といって赤っぽく塗る。
地主とか日本軍などという悪役は白塗りである。
喪服も日本では黒、中国では白。結婚式は日本は白。中国は紅である。

歌舞伎の忠臣蔵を、大星由良之助以下討ち入りの浪士たちを赤塗り、
高師直を白塗り吊り目にすると・・・ ほーら、京劇っぽくなった。v(^o^)



   主な作品の非常に簡単な筋書き

  史上有名な京劇役者の簡単な紹介