バレエのヴァリアシオン 本当は何?

福田一雄先生レクチュアの講義録による。

2008年7月6日追加更新

NBAバレエ団のコンクール課題曲ナンバーで、何の曲か示しています。
クリックすれば部分的に聴けるものも有ります。
(著作権は NBAバレエ団 が保有します)

◇ドン・キホーテ
普通使われている名NBA課題曲番号 本当の作曲者名と原曲、エピソードなど
森の女王No.9 & No.10  アントワーヌ・シモーネ作曲
 ドン・キホーテへの追加挿入曲
キューピッド(愛の妖精)No.1 & 2  音楽:アレクセイ・パプコフ  ミンクス曲「パキータ」への挿入曲
  現在はキューピッドのヴァリアシオンとして知られている
ドゥルシネーアNo.63 & No.64  リカルド・ドリゴの作曲
  「ドン・キホーテ」改訂の時に追加された
キトリ
第3幕グラン・パのヴァリアシオン
No.3 & 4  Variation Roxane Dance de Fan    
  ミンクス曲「モンテネグロの美女」より ロクサーヌの踊り(扇の踊り) 転用曲
   クチェセンスカヤが、キトリを踊ったとき自らのヴァリアシオンとして採用し、
   後続の人たちにも慣習的に定番となったヴァリアシオン
ソリストのヴァリアシオンNo. 137 & No.138  ミンクス作曲 
 プーニ曲「ナイヤードと漁夫」の中でヨハンソン嬢が踊るために
 1892年ミンクスがプティパに頼まれて作曲したもの
◇パキータ
普通使われている名NBA課題曲番号 本当の作曲者名と原曲、エピソードなど
パキータのヴァリアシオンNo.55 & No.56  リカルド・ドリゴ作曲
  プティパ版「ラ・シルフィード」(現在消滅)上演のとき
  主役のニキチナ嬢の為に作曲されたヴァリアシオン
 現在、パキータ エトワールのヴァリアシオンとして有名  
リュシアンのヴァリアシオン
     または
海賊の女性ヴァリアシオン
No.11 & No.12  ミンクス作曲  正真正銘パキータの中のヴァリアシオン
 ただし、当初は 女性たち の踊りであった。
 音楽をカットして男性が踊る様になったのは後世のこと
 このため、「海賊」で女性がヴァリアシオンとして用いるのも可とされる。
ソリストのヴァリアシオンNo.49 & No.50  ユーリー・ゲルバー作曲  パキータへの追加挿入曲
ソリストのヴァリアシオンNo.51 & No.52  エドアール・デルデヴェ Edouard Deldevez 1817ー97 作曲 
 パキータ初演の“生き残り”
  プティパとミンクスによる改訂版の土台となった音楽
ソリストのヴァリアシオンNo. 135 & No.136  ニコライ・チェレプニン 作曲 
 パキータへの追加曲
パ・ド・トロワ男性のヴァリアシオンNo. 155 & No.156  アドルフ・アダン作曲 「悪魔と四人」のヴァリアシオン
◇海賊
普通使われている名NBA課題曲番号 本当の作曲者名と原曲、エピソードなど
フォンテーンのヴァリアシオンNo.9 & No.10  音楽:アントワーヌ・シモーネ
 マーゴ・フォンテーンが採用してからは海賊としても使われる
ズンボー嬢のヴァリアシオン No.11 & No.12  ミンクス作曲  元来パキータの中の 女性たち の踊り
 音楽をカットして男性が踊る様になったのは後世のこと
 このため、女性がヴァリアシオンとして用いるのも可とされる。
エヴァ嬢のヴァリアシオン No.107 & No.108  ドリゴ作曲  
 エヴァ・エフドキモア嬢が、自身のヴァリアシオンのために発掘した音楽
 このため、欧州某管弦楽団のスコアに「エヴァ・エフドキモアのための音楽」
 との書き込みがある。
メドゥーラのヴァリアシオン No.109 & No.110  ドリゴ作曲  
 これが、元祖「海賊グラン・パ・ド・ドゥ」の女性ヴァリアシオン


以下続々登場(予定(のはず))